世の中には数学や物理などさまざまな法則が存在する。どれも歴史上の賢人や科学者たちが現代の我々に残してくれた“普遍的なルール”で、それは科学の分野にとどまらない。経済活動も人の行動も、世界はすべて“一定の法則”のもとに動いているのだ。
今回、勝ち組になるための法則を紹介。世界を支配する“ルール”を知れば、最小の努力で最大の成果が得られるはずだ。
遺伝子で解明されたモテる男の法則
見た目や年収、性格など、どう見てもモテなさそうな男がなぜか自分よりモテている。「この状況は『モテスパイラルの法則』で説明できます」と語る、人気ブログ「金融日記」を運営する藤沢数希氏。
「一般的に、女性は外見や年収などの条件で男性を選ぶと思われがちですが、実はそれよりも大切なのが『モテる男性がモテる』ということ。これを裏づけるのが、ある生物学者によるグッピーの実験です」
まず、3つに区分けされた水槽の中に、背びれや尾びれなど見た目のよいオスのグッピーAと、見た目の悪いオスB、そしてメスCをそれぞれ1匹ずつ入れる。ただし、見た目の悪いオスBには別のメスを入れて交尾をさせまくる、という実験を行った。
その後、仕切りを外すと、メスCは交尾の相手として、見た目の悪いオスBを選ぶ確率が高いという。
「これは人間にも言えることで、メスはオスの条件以上に、ほかのメスがどう行動しているかを重視する。つまり、イケメンや金持ちより、単に『ほかの女性にモテている男性』に寄っていく傾向があるんです」(藤沢氏)
つまり、どんな男性でも「モテそう」に見えれば、女性からモテる可能性が高まるということ。現時点でモテていなかったとしても、女性の前で「自分はモテている」「相手に困っていない」と装うことができれば、モテの好循環に乗ることができるのだ。
一方で、恋愛市場において注意したいのが法則の乱用。相手の話すスピードや内容にペースを合わせる「ペーシング」や、相手の身体的な動作を真似する「ミラーリング」など、かつては女性に親近感を抱いてもらうテクニックとして有効だった法則も、恋愛マニュアルとして普及するにつれ、女性側から“マニュアル男”と看破され、嫌がられる可能性もある。
「せっかくの法則も、相手にバレたり、やりすぎてウザいと感じられては意味がない。あくまで相手に気づかれないように、さりげなく行うように心してください」(同)
★法則の活用術:自分は常にモテモテという振る舞いを