ちゃんと食べても、きれいにやせられると人気の「糖質オフダイエット」。実際に成功した人に、秘訣を公開してもらいました。年末年始の食べ過ぎで正月太りしてしまった人も、今年こそダイエットしたいと思っている人も必見です!
ゆる糖質オフで-15kgのメガやせに成功
子育てに仕事にと忙しい毎日を送る、30歳のMONAさん。第二子を出産後、15kg増えてしまったものの、なんと1年で体重を元に戻した、メガやせ成功者なんです! 育児と家事で忙しいなか、見事成功した秘訣は「糖質オフ」でした。
「食べるのが大好きなので、食べないダイエットや、ひとつのものを食べ続けるダイエットはムリ。食べてやせられる方法を調べて、たどりついたのが糖質オフだったんです」(MONAさん)
そこで始めたのが糖質おかずのつくりおき。おかずを1週間分まとめてつくって冷蔵庫に保存。少しずつ食べることで、ダイエットが継続しやすくなったそう。
「週に1度、子どもを寝かしつけたあとの深夜に黙々とつくっています。大変ですが、おかげで食事やお弁当の準備がぐっと時短に。とくにドタバタしている朝や夜に、家族の食事と、自分の糖質オフメニューをぱぱっと用意できるようになり、ダイエットがスムーズに進み始めました」
結果、1年で15kgのダイエットに成功。洋服のサイズはXLからSサイズに! 今はさらに1kg減し、49kgをキープしています。「娘たちにとって、いつまでも美しいママでいられるように、これからも糖質オフ生活はゆるめに続けていきます」
MONAさんのゆる糖質オフ習慣5
MONAさんが、やせるための食生活で心がけたのは、我慢しないこと。糖質を制限しすぎない「ゆるめの糖質オフ習慣」が、継続と成功の秘訣でした。そのポイントを見ていきましょう。
●ゆる糖質オフ習慣1:朝&昼は主食もとる
朝と昼には、ご飯を食べています。「活動量の多い朝と昼は、主食を食べないと元気が出ず、頭も回りません。玄米やもち麦を軽く一膳くらい。小麦粉で太りやすい体質みたいなので、パンやパスタはひかえめにしています」。
●ゆる糖質オフ習慣2:食事は1日5回
食べすぎと血糖値の急上昇を防ぐためにたどりついたのが、1日5食という、ダイエット的には驚きの食事スタイル。「朝昼夕の3食と、間食2回で計5食。1週間分のつくりおきを活用して、忙しくても糖質オフメニューをさっと準備し、無理なく続けられています」。
●ゆる糖質オフ習慣3:毎日の間食は、甘いものもOK
空腹感で暴食に走らないよう、間食は1日2回。甘いものも食べます。「おから、自然派甘味料、卵、豆乳、紅茶、ベーキングパウダーを混ぜて電子レンジで加熱した、手づくりシフォンがお気に入りです。自分用につくっても、娘たちがあっという間に食べてしまうほど、家族にも人気のおいしさです」。
●ゆる糖質オフ習慣4:お酒はやめずに週2回飲む
晩酌は、低糖質のウイスキーでハイボールを楽しむことに。「お酒をやめるとストレスになるので、仕事が休みの日に晩酌しています。ハイボールが多いですが、ときどきは大好きなカボスサワーにすることも。つまみは、糖質オフおかずのつくりおきを盛り合わせます」。
●ゆる糖質オフ習慣5:糖質量は1日100gくらい
MONOさんの1日の糖質量の目安は、ダイエッターとしては少し多めの100g。「これ以下にするとストレスがたまったり、仕事や家事の効率が落ちるので、いろいろ試してみてこの数値にしています。コンビニ食など市販品を食べるときはパッケージの成分表で糖質量をチェック。手づくり品など、糖質量がわからないときは『糖質チェッカー』というアプリを使って調べ、1日の糖質量が100g前後になるよう調整します」。
始めるのは簡単でも、続けるのは難しいのがダイエット。MONAさんのように、少しゆるくて続けやすい習慣に落とし込むことで、ダイエットの成功率はぐっと高まります! ESSE2月号では、MONAさんが実際に食べていた糖質オフのダイエットメニュー1週間分や、糖質オフでダイエットに成功したいろいろな人たちのコツを紹介。今度こそやせたい人はぜひ参考にしてみて!
●教えてくれた人
【MONAさん】
岐阜県・30歳。夫(39歳)、長女(4歳)、次女(3歳)の4人家族。フルタイム勤務の会社員。身長163cm。ブログ『MONAの産後ダイエットで愛されBODYに』が話題に。著書に『産後太りからマイナス15キロ 足までやせたすごいダイエット』(KADOKAWA)がある。
【監修/牧田善二】
糖尿病専門医。生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を開設
<撮影/林紘輝 取材・文/ESSE編集部>