2019/01/28

夏は特に汗の臭いが気になる季節。脇の下が臭いと「もしかしたらワキガかも?」と不安になる人も多いと思います。汗の量も少なく厚着をする秋冬は夏ほど臭いには気にしなくていいかもしれませんが、エチケットとして体臭には気を付けるにこしたことはありません。
また体臭は、自分だけが気が付いてなくて知らないうちに周りを不快にさせていた、というのもよくある話です。
臭いは周りを不快にさせる要因ですが、「汗臭い」のと「ワキガ」とは原因も臭いの質も違うため、その臭いの原因が汗なのかワキガなのかを見分け、臭い対策に効果的な方法はどんなものかをチェックしてください。
ワキガ(腋臭症)と汗臭さの違いは?
気温が高く汗をかきやすい夏は汗の臭いが気になるもの。特に脇の下の臭いに悩む人が多いようです。「脇の臭い=ワキガ」というイメージが強いようですが、実は「汗の臭い」と「ワキガ」は生じる臭いも原因違います。
脇の下には「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2つの汗腺があり、運動したときや暑いときに汗が出るのは「エクリン腺」の方。エクリン腺から出る汗は99%以上が水分のため、基本的には臭いがありませんが、脇の下は雑菌が繁殖しやすいため、皮脂や老廃物と混ざることで臭くなってしまいます。
こうしたエクリン腺から出た汗の臭い・汗臭さは、誰もが感じることがあるもので、不規則な生活やアルコールの摂取、動物性タンパク質・油分の多い食事などが原因で臭いが強くなることがあります。
一方、ワキガは「アポクリン腺」の働きが活発であることが原因で起こります。ワキガの臭いのもとは、アポクリン腺から出た汗の中の脂肪酸が皮膚の表面の細菌によって分解されたもので、エクリン腺から出た汗とは違う、ツーンとした臭いが特徴です。
ワキガの人は普通の人よりもアポクリン腺の数が生まれつき多い傾向があります。ワキガになるかどうかは両親からの体質の遺伝で決まり、日本人でワキガである人の割合は10%ほどとされています。
ワキガの人は耳垢が湿っている人が多いという特徴もあり判断基準になるかもしれません。
汗の臭い対策にできることは?ワキガの治療はどうする?
汗臭さもワキガも、汗が雑菌や皮脂と混ざることで臭いが強まるため、いつも脇の下の清潔と乾燥を心がけることが大切です。毎日の入浴の際には石けんでよく洗い、肌着も毎日取り替えます。通気性のよい衣服を選び、汗をかいたらそのままにしないで、外出先でもそのつど汗をふき取るようにするとか、一時的な解決かもしれませんが市販の制汗剤をスプレーするのも方法です。
ワキガの症状が強く、こうした汗対策をしても効果がない場合には、皮膚科か形成外科で、アポクリン汗腺を皮膚ごと取り除く手術とか、電気分解で毛根とその付近にあるアポクリン汗腺を焼き切る方法もあります。
自分の体臭はなかなか自分自身ではわからないもの。臭いが気になる場合には家族に確かめてみるとか、心配であれば皮膚科の受診も。
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